「墓マイラー」体験記(47NEWS)
「墓マイラー」をご存知だろうか。
墓を巡ってマイレージをためる人のことではない。
昨今、墓参りが趣味の人をそう呼ぶらしい。参るのは、歴史上の人物や著名人の墓。そのルーツは江戸時代にさかのぼる。
趣味としての「墓参り」は、江戸時代「掃苔(そうたい)」と呼ばれた。
字のまんま、墓石の苔を掃きながら、様々な思いを馳せたという。
墓石の拓本、有名人のお墓カタログ「掃苔録」もあり、現代の「墓マイラー」にあたる「掃苔家」と称する人もいたらしい。
「掃苔家」の筆頭は『南総里見八犬伝』の作者・滝沢馬琴。さらに森鴎外、永井荷風といった文人の名前も挙がる。
作家の山崎ナオコーラさんが、『文豪お墓まいり記』(2019年・文芸春秋社)という本を出している。雑誌の『文學界』に連載されていたので、私もたまに読んでいた。
文豪のお墓をご主人と一緒に訪れて、霊園近くで腹ごしらえをしたり、ちょっとしたお供え物を手に墓参りをしている描写が面白かった。
[紹介元] 47NEWS – 国内 – Yahoo!ニュース 「墓マイラー」体験記(47NEWS)
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