捜査尽くし子どもの権利守る 「乳幼児揺さぶり」論争、担当検事に聞く(47NEWS)
無罪判決が続き、弁護士や研究者から信頼性に疑問の声が上がる児童虐待の「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」理論。一方、全国各地で児童虐待が深刻化していることも放置できない事実だ。捜査当局はこの現状をどう考えているのか。虐待事件を担当する大阪地検刑事部の小松武士副部長(48)がインタビューに応じた。検察がこの問題で公式取材に応じるのは初めてとみられる。(聞き手は共同通信大阪社会部=広山哲男、武田惇志)
▽立証の難しさ
―SBSも含めたAHT(虐待による頭部外傷)事件を巡っては、死因や負傷の原因が虐待ではなく、落下など事故の可能性がしばしば指摘されている。
虐待と認められるか否かの判断は、単に(揺さぶりによって起きるとされる硬膜下血腫・眼底出血・脳浮腫の)3兆候が存在するといった画一的な視点から行うのではありません。
たとえば被害に遭った子どもの月齢や年齢、基礎疾患の有無などを前提に、慢性的な硬膜下血腫や頭部の骨折が伴うような、以前から子どもの頭部になんらかの力が加えられていた状況があるかどうか確認します。
[紹介元] 47NEWS – 国内 – Yahoo!ニュース 捜査尽くし子どもの権利守る 「乳幼児揺さぶり」論争、担当検事に聞く(47NEWS)
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