過去から未来へ橋架ける仕事 途方もない根気と努力 山口美代子さんを悼む(下)(47NEWS)
「市川房枝の志を自分の志とする」と心に決めた山口美代子さんだが、市川の没後に残された膨大な資料群を初めて目にしたときは驚いた。
見てほしい資料があると言われて東京・代々木の婦選会館に行ったら「お風呂屋さんの脱衣かごのようなもの」がうずたかく積みあげられていた。それぞれにごく簡単な説明が書かれた荷札がついている。かごの中には、新聞紙に包まれたものが、ほこりにまみれて入っていた。これを整理するのは、体力勝負だと思ったという。
■ボロボロと崩れる紙資料
本格的な作業開始は、国会図書館退職後の1995年から。週に3回、婦選会館の市川房枝記念会に通い、のちに協働者が加わるが、最初は1人で資料の山に向き合った。触っただけでボロボロと崩れてしまうような紙の資料もある。1枚ずつ注意深く広げる。いつのどんな書類か調べ、手書きでカードに記録する。
ガリ版刷りのチラシや著名人の書簡といった運動の思想につながる資料もあれば、活動費捻出のためのバザーの会計簿、原稿やメモ類を含む私文書もある。
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